電磁波の特徴
電磁波は波長によって様々な特徴をもつ。
最も波長の長い電波は、進行方向に多少の障害物があっても進行することができる。このため、通信や放送などの長距離の情
報送信に使用されることが多い。テレビやラジオ、携帯電話などが代表的である。
電波よりも波長の短い光は、物質に吸収されて化学反応や発熱などの相互作用を生じることがある。この現象は眼が見える理
由でもあるが、他に植物の光合成やリソグラフィーなどが該当する。
さらに波長が短いX線になると、物質との相互作用が減少し、透過するようになる。この現象を利用することで、レントゲン
写真やX線CTを撮影することができる。
低周波
家庭で接することの多いのは 50Hz あるいは 60Hz 程度の電磁波(電磁界)である。50Hz あるいは 60Hz 程度の電磁波(電
磁界)はこの観点非電離放射線であるから遺伝子に直接影響を与えはしないともいわれる。しかし、電界や磁界を変化させて
プラズマ化した物体を原子や分子の単位で制御する技術を応用して、生体を構成するたんぱく質や遺伝子などの高分子の構造
を、細かく変化させて、リボザイムなどが生成されていったRNAワールドの生命誕生の過程を探る研究を行っている人々の間
では、電界や磁界が低い周波数でも生体を構成する高分子にさまざまな作用を及ぼすことが知られている。
国際がん研究機関(IARC)が2001年に行った発癌性評価では、送電線などから発生する低周波磁場には「ヒトに対して発がん
性がある可能性がある」(Possibly carcinogenic to humans)と分類した。これは「コーヒー」や「ガソリンエンジン排ガ
ス」と同じレベルにあたる。なお、静的電磁界と超低周波電界については「ヒトに対して発がん性を分類できない」(cannot
be classified as to carcinogenicity in humans)と分類された。これは「カフェイン、水銀、お茶、コレステロール」等
と同じレベルにあたる。
また、国立環境研究所が平成9~11年度に「超低周波電磁界による健康リスクの評価に関する研究」を行った。
マイクロ波
高強度のマイクロ波には、電子レンジと同様に熱を生じるため生体に影響を与える可能性がある。このため、携帯電話などの
無線機器などでは、人体の電力比吸収率(SAR: Specific Absorption Rate 単位は[W/kg])を用いた規定値が欧州(国際非電
離放射線防護委員会)やアメリカ(連邦通信委員会)などでは決められているほか、日本でも法規制が行われている。学会な
どでも比吸収率の計算(FDTD法)や人体を模した人体ファントムの組成の決定などが行われている。
調査の難しさ
ただし、電磁波の健康への影響は調査自体が非常に難しい。一例を挙げると、米国で公的機関NIEHSでRAPID計画という国家単
位での電磁波の健康に対する影響の研究が行われた。この機関が作成したパンフレットでは、臨床研究、細胞を用いた実験室
での研究、動物を使用した研究、疫学研究の各分野を組み合わせ検証した結果でないと全体像が見えないと解説されている。
疫学調査の正確性に対し疑問が投げかけられることもたびたびある。日本の場合、上記「生活環境中電磁界による小児の健康
リスク評価に関する研究」(国立環境研究所)に至っては、2003年に長妻昭によって「税金のむだ使い」として国会で取りあ
げられ、政府も「『優れた研究ではなかった』との評価がなされたところである」ということを認めた。
『ウィキペディア(Wikipedia)』引用
電波・赤外線・可視光線・紫外線・X線・ガンマ線などと呼び分けされているようです。
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